会社ホームページの作り方と手順を基礎から解説

会社のホームページ(自社サイト)を作りたいけれど、どのように作ったらいいのか分からず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ホームページの作り方は、自社で一から作成する方法、ホームページ作成ツールを活用する方法、Web制作会社に外注する方法など、さまざまな作り方があります。
この記事では、初めて会社のホームページを作る人に向けて、ホームページの基礎知識とともに、それぞれの作り方の特徴(メリット・デメリット)を解説します。自社に最適な作り方を見つける際の参考にしてください。

こんにちは。アンテナライターチームです。

この記事で分かること

  • ・ホームページを作成するには、最低でも「ホームページのデータ(掲載する情報などの中身)」に加えて、「サーバー」と「ドメイン」を用意する必要がある
  • ・自社の目的や条件に合った方法をでホームページの作成方法を選ぶことが必要
  • ・ホームページが完成した後の運用やインターネット検索で上位に表示させるSEO対策も検討が必要

ホームページ作成に必要なもの

ホームページ作成に必要なもの

ホームページを作成するには、最低でも「ホームページのデータ(掲載する情報などの中身)」に加えて、「サーバー」と「ドメイン」を用意する必要があります。

サーバー

サーバーとは、ネットワーク上にあるデータの保管庫です。ホームページのデータをサーバーに置いておくことで、ユーザーがそのデータを引き出して自分のパソコンやスマートフォンなどで閲覧することができるようになります。ホームページがインターネット上の「家」だとすると、サーバーは「(家を建てる)土地」にあたります。

ドメイン

ドメインとは、コンピュータやネットワークを識別するために用いられる文字列です。
例えば、ホームページのURL「https://www.〇〇〇.com」において、www.
の後に続く文字列(〇〇〇.comの部分)がドメインになります。www.がない場合は、https://のすぐ後ろにドメインが続きます。ホームページがインターネット上の「家」、サーバーが「土地」だとすると、ドメインは「(家が建っている土地の)住所」にあたります。

ドメインは、いろいろな種類がありますが、企業のホームページとして使われることが多いのは、下記の3つです。

〇〇〇.com・・・誰でも取得できる
〇〇〇.jp・・・日本に居住する個人や日本が所在地の組織が取得できる
〇〇〇.co.jp・・・日本に登記のある法人のみ取得できる

独自ドメインがおすすめ

さらに、ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」があります。
例えば、独自ドメイン「〇〇〇.com」の〇〇〇部分は好きな文字列を設定できますが、共有ドメイン「〇〇〇.△△△.com」の場合は、△△△の部分はサービス毎にあらかじめ定められており、〇〇〇部分しか文字列を設定できません。また、「△△△.com/~〇〇〇」というURLになることもあります。
会社のホームページとしては、独自ドメインの方が信頼度は高く、おすすめです。

独自のメールアドレスも取得可能

独自ドメインの信頼度が高い理由の一つが、自社名や自社サービス名などを含むメールアドレスを取得できるからです。例えば、自分が利用者だとしたら、きちんと自社名や自社サービス名が入ったメールアドレスを持つ会社と、他社のサービス名が含まれているメールアドレスの会社を比較した場合、どちらを信頼しますか?
おそらく前者ではないでしょうか。
会社のメールアドレスの信頼度の面から、独自ドメインの取得をおすすめします。

ホームページの作成方法

ホームページの作成方法

ホームページのさまざまな作り方から、代表的なものを4つ紹介します。

ホームページ作成ツールを用いる

ホームページをデザインするためのツール、サーバー、ドメインがセットになったサービスです。デザインやレイアウトのテンプレートが複数用意されていて、ドラッグ&ドロップなどの直観的な操作で作ることができます。
Web制作のスキルがなくても作れるメリットがある一方、独自ドメインが選べない(別料金が発生する)というデメリットがあります。また、ホームページ作成ツールのサービス終了に伴い、せっかく作ったホームページが消えてしまう可能性もあります。

WordPressで作る

一定レベルのホームページ制作のスキルを有しているなら、オープンソースのブログソフトウエアの「WordPress」を使い、作成から管理・運用まで行うことができます。豊富なテーマ(デザインとレイアウト)、サーバー、ドメインのセットで、月額1000円程度から利用できるコストパフォーマンスのよさが魅力です。カスタマイズ性にも優れ、高品質なホームページも作成できますが、相応のスキルが必要になります。

プログラミングスキルを使って自力で作成する

Webデザインやプログラミングスキル(コーディングスキル)を有しているなら、自力で作成する方法もあります。前述の2つの方法のように、ツールやソフトウエアの制限を受けることなく、自由自在にホームページを作ることができます。
自分で作るため費用は抑えられますが、スキルを習得するための時間や手間がかかります。

Web制作会社に外注する

Webを自力で作るスキルや時間がないなら、Web制作会社への外注がおすすめです。プロに頼むことで、オリジナリティあふれるこだわりのホームページを作ることができます。
また、集客やマーケティング、ブランディングなどの目的にかなったホームページを作りたい場合も、プロに相談するとよいでしょう。
ただし、外注費用がかかることや自社に合ったWeb制作会社を選ぶのが難しいというデメリットもあります。

ホームページ作成方法の選定

ホームページ作成方法の選定

前述してきた通り、ホームページ作成の方法は複数あります。その中から、自社の目的や条件に合った方法を選ぶ際には、次のポイントを意識するとよいでしょう。

ホームページ制作の費用

費用を抑えたいのであれば、ホームページ作成ツールを用いる方法も選択肢に入りますが、費用を抑えても目的が達成できなければホームページを作る意味がありません。逆に、WEB制作会社に制作を依頼した場合、SEOの知識などを駆使して作ってもらえれば、一時的な費用は掛かりますが、多くの企業で目的とするホームページからの集客が成功し、結局費用対効果が自作を上回ることも考えられます。
ホームページを作る目的を明確にし、費用対効果を意識して予算を立てるとよいでしょう。

ホームページ制作の専門知識は必要

ホームページ作成ツールやWordPressを利用して作るのであれば、自分の知識レベルに合っているツールやソフトウエアかどうかを意識するとよいでしょう。ツールやソフトウエアがどれだけ高い性能を持っていても、使いこなすスキルがなければ“宝の持ち腐れ”です。
またWeb制作会社に外注する場合も、専門知識の有無は結構ポイントです。知識があれば、制作会社の担当者に自分のニーズや考えを伝えやすくなりますし、知識が全くないのであれば、丁寧にニーズや考えをヒアリングしてくれるような信頼のおける会社を選ぶとよいでしょう。

完成までに必要な時間

完成までに必要な時間も重要なポイントです。例えば、新商品や新サービスを公表するタイミングで広告を打ち、ホームページに誘導したいのであれば、そのスケジュールに間に合わせる必要があります。一方、ホームページを作る目的を達成するために、じっくり時間をかけてプランニングするケースもあります。
また、ホームページのページ数やコンテンツ数などによっても、完成までに必要な時間は異なります。

サポートの充実度

ホームページ作成ツールやWordPressなどのソフトウエアを利用して作るのであれば、使い方などの質問に答えてくれるなどサポートが充実したサービスを選ぶとよいでしょう。また、Web制作会社に外注する場合も、疑問点などに丁寧に答えてくれたり、よいアイデアを提案してくれるなどのサポートの充実度は重要です。

運営・メンテナンスのしやすさ

ホームページは、作成してインターネット上に公開したら「完了」ではありません。公開後は、運営・メンテナンスをしていく必要があるため、その“しやすさ”も重要なポイントです。例えば、新しい情報を更新したり、古くなり不要になったページを削除したり、全面的にリニューアルしたりと、常にアップデートしていくことが大切です。
また、サーバーがダウンしてホームページが表示されなくなった場合やレイアウトが崩れてしまった場合の対応や、セキュリティー対策なども必要になります。

タイプ別ホームページ作成方法

タイプ別ホームページ作成方法

何を重視するかによっておすすめのホームページ作成方法は異なります。ここでは重視するポイント別のホームぺージ構築方法を解説します。

予算を重視するなら「Wordpressで自力で作成」

豊富なテーマ(デザインとレイアウト)、サーバー、ドメインのセットになったWordPressを使って自力で作成するなら、月額1000円程度からホームページを作れます。低予算なら「WordPressで自力で作成」がおすすめです。

デザインや構成の自由度なら「Web制作会社に外注」

Web制作会社に外注すれば、イメージ通りの理想的なデザインのホームページをプロが作ってくれます。デザインや構成の自由度をもとめるなら「Web制作会社に外注」がおすすめです。

スピードを重視するなら「WordPressで制作会社に依頼する」

「Web制作会社に外注」すると、WordPressで作ることを提案されるケースがあります。ホームページ作りのプロがWordPressを使うことで、短期間で作ることができます。スピードを重視するなら「WordPressで制作会社に依頼する」がおすすめです。

サポートがほしいなら「Web制作会社に外注」

Web制作会社は、ホームページ作りのプロです。ホームページ作りの目的を達成したい、オリジナリティあふれるデザインにしたい、運営やメンテナンスも手伝ってほしい、どうやって進めればいいのか分からないなど、手厚いサポートがほしいなら「Web制作会社に外注」がおすすめです。

中長期での運用なら「Web制作会社のサポートを得ながらWordPressで作成」

ホームページを作っても、運用していかなければ期待する効果が得られません。中長期での運用で大きな成果を得たいなら「Web制作会社のサポートを得ながらWordPressで作成」がおすすめです。

ホームページの作成以上に、公開後の運用が重要

ホームページの作成以上に、公開後の運用が重要

いくらデザインに優れたホームページを作っても、的確に運用していかなければ、期待する効果を得られません。ホームページの運用には、「バックエンド」と「フロントエンド」の2つがあります。
バックエンドとは、サーバーやドメインの契約更新やシステムのアップデート、データのバックアップなど、ホームページを維持するのに必要な運用です。一方、フロントエンドとは、集客やマーケティング、ブランディングなどの目的を達成するための運用で、インターネット検索で上位に表示させるSEO対策などもフロントエンドに含まれます。

低予算でホームページを運用しながら、クラウドWEBマスターで必要なところだけプロの技術を活用できる。

低予算でホームページを運用しながら、クラウドWEBマスターで必要なところだけプロの技術を活用できる。

ホームページは自分で作るにしても、制作会社に依頼するにしても、ある程度の知識が必要となります。自社にその知識を求めても、なかなかすぐにその知識は得られません。

そこでおすすめしているのが、「クラウドWEBマスター(CWM)」です。
クラウドWEBマスター(CWM)はWebサイトやECサイトの制作、またはリニューアルを考えている方に向けて、プロの知識でその業務をサポートするサービスです。
サイトの制作を請け負うだけでなく、調査から戦略設計、運用までをお客様社内に情報システム部が出来たかのように協業体制で行います。もしかしたら、リニューアルするより、今すぐ効果を出せる施策が見つかるかもしれません。
基本料金は月額29,800円と低価格設定。「Webサイトを作りたいが、知識も人手も足りていない」「知識がなく、何から始めたらいいか分からないわからない」といった場合は、お気軽にお問い合わせください。

クラウドWEBマスター公式ページ

もちろん、弊社はWeb制作会社として、実際のサイト制作も承っております。ただキレイに作るより、より貴社の戦略に沿ったホームページを作ることを心掛けておりますので、ぜひお問い合わせください。

アンテナ株式会社公式ページ

まとめ 成果(効果)を求めるなら5つ目の選択肢「クラウドWEBマスター」がおすすめ

この記事では、ホームページの代表的な4つの作成方法「ホームページ作成ツールを用いる」「WordPressで作る」「プログラミングスキルを使って自力で作成する」「Web制作会社に外注する」を挙げた上で、5つ目の選択肢として「クラウドWEBマスターの利用」を紹介しました。
先述してきた通り、“単なるホームページ”を作れば成果(効果)が出るわけではなく、“自社の戦略に沿ったホームページ”を作れてはじめて成果(効果)が出ます。
クラウドWEBマスターで、経験豊富な技術者(WEBディレクター、デザイナー、プログラマー、アナリスト、ネットワークエンジニアなど)たちを「自社のWEBマスター」として起用し、自社の戦略に沿ったホームページを作成することをおすすめします。

まとめ 自社の戦略を理解し伴走してくれるWeb制作会社を見つける

初めて会社のホームページを作る人に向けて、ホームページの基礎知識とともに、それぞれの作り方の特徴(メリット・デメリット)を解説してきましたが、社内にWeb作成・運営ノウハウやリソースがある場合を除いた多くの場合、「Web制作会社選びがホームページ作成の成否を決める」と言っても過言ではありません。
Web制作会社は数多あり、それぞれが得意分野・作成スタイルを持っています。「デザインに特化した制作会社」や「注文通りに作る制作会社」、「確固たるノウハウに沿い作る制作会社」などではなく、「自社の戦略を理解し伴走してくれるWeb制作会社」を見つけるとよいでしょう。

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